《略縁起》
東光寺は天平年間に当郷に立ち寄られた行基菩薩が、富士浅間の夢告により薬師如来の像を彫刻したことに始まると伝えられております。
その後、三浦一族の頭領、三浦大介義明の弟 津久井次郎義行公が津久井一帯を治められた頃、時の住僧、上野阿闍梨とはかり武運長久・済世利人の祈願所として中興されました。
現在の本堂は元禄十三年に建てられた薬師堂を、関東大震災の際に全壊した旧本堂の代わりとして移築したものです。
御詠歌
「東海(とうかい)を照(て)らす光(ひかり)の瑠璃色(るりいろ)の
津久井(つくい)の水(みず)に契(ちぎ)りむすばん」