《略縁起》
寺伝では、開基を清涼道心、開山を方誉岸了上人と伝えていますが、明治二十六年の火災により本堂、庫裡、古記録等を焼失しているため詳細は不明です。
大本山鎌倉光明寺末寺帳に当寺の起立を明応二年(1493)と記しているので、この年を創立としています。
檀家の約七割が福本姓なので、福本一族の氏寺として創立したと思われ、それにちなんでの寺号といえます。
本尊の阿弥陀如来は木質座像御丈四尺三寸で三浦大介公の後生佛と稱されています。また脇壇には三浦札所十六番の薬師如来と三浦札所十九番の不動明王をお祀りしています。