《略縁起》
見桃寺は、三崎船奉行 向井正綱が元和二年(1616)に建立したお寺である。
境内墓所には、向井一族の墓碑が残されており、本尊の聖観世音菩薩は、三浦三十三観音の第2番となっている。
天平十七年(約1250年前)行基菩薩が、城ヶ島に来て不漁に苦しむ漁民を救うため済世薬師如来立像を刻み一宇を建立した。前立の十二神将の作者は、運慶とも善慶ともいわれている。
《御詠歌》
千早振(ちはやぶ)る 神(かみ)の宮守(みやもり) 三崎(みさき)より
法(のり)の御舟(みふね)にいく代(よ)渡(わた)さん
※御詠歌は 三崎 城嶋山 神宮寺(廃寺)のもの 本尊は見桃寺に安置されている
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